島谷浩幸『歯磨き健康法~お口の掃除で健康・長寿』/虫歯と歯周病についての良き入門書

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯ぐきの調子が悪くなったときに読んだ新書です。
「数ヶ月前に虫歯は治したばかりだし、たまにマウスウォッシュもしてるし、なによりちゃんと歯磨きしてるのにどうしてまた痛くなるの!?」というモヤモヤ(怒り?)が、これを読んだら解決。
中学生でも読めるくらいわかりやすい本なので、専門用語が苦手な人におすすめです。

 

序盤は、虫歯や歯周病(歯肉炎&歯槽膿漏)が起こるメカニズムについて、わかりやすく説明。
そして、歯周病菌がメタボリックシンドローム(高血圧や糖尿病)をはじめとして様々な病気に影響することや、口の中の細菌について医学的根拠を示して解説。筆者は口内の細菌が専門なので、説得力がある。

このごろよく「子供に口移しで食べ物をあげると虫歯菌がうつるから良くない」という説を聞きますが、この本の中では「虫歯や歯周病の原因細菌が移動することはあるけれど、唾液と一緒に飲み込んでしまうのがほとんどだし、子供が食後に歯磨きをしていればリスクは減らせる。気にしてスキンシップをまったく取らないのは発育に問題になる」と言っています。
まず親や周りの大人がきちんと歯磨きをし、子供にも歯磨きの習慣をつけることのほうが長い目で見て重要のようです。

歯磨き法については、きちんとみがいてるつもりの人でも実はみがけていないことについて言及。
今まで診た患者さんの中で、「電動歯ブラシを使っていてきちんとみがけている人は皆無」だそうです。機械が悪いのではなく、使い方が悪いと。
歯みがき粉をつけずゆっくり時間をかけて磨くスローブラッシングをおすすめしていて、読んだ日から実践し始めたところ、歯の環境はよくなりました。

3 comments

Post a comment

You may use the following HTML:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

注意:日本語を含む投稿限定です。(スパム対策)