中国産レーズンの残留農薬と放射性物質について調べてみた

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最近ドライフルーツを良く食べるようになって気になりだしたのが、元の果物の産地です。
農薬や添加物の少ないフルーツを使って作っているほうが健康にはいいし味も良さそうなんですが、日常的に食べることを考えるとついつい安い物に手が伸びてしまいます。

乾燥フルーツの原産国表示を見ると、果物によってはタイとかトルコで作られているもののありますが、イチゴ・リンゴ・梅などは圧倒的に中国が多いですね。私が好きなグリーンレーズンも中国産ばかりで、農薬とか大丈夫かな~と心配になってしまいました。

白ぶどう

ブドウ栽培に農薬を使う必要がない理由とは

そんなわけで中国の干しブドウ作りについて調べていたら、うれしい発見が!
グリーンレーズンの原産地は、ウイグル自治区のトルファンがほとんどのようです。
トルファンと聞いて思い出したのが、国語の教科書で読んだことのある『さまよえる湖』です。シルクロードに関する探検記で、砂漠とオアシスが出てきた気がします。
現在のトルファンの写真を検索しても、都市部以外は砂漠と石作りの遺跡ばかり。
地図を見てみるとカザフスタンとモンゴルにはさまれた地域で、シルクロードのオアシス都市だったこともあり、食べ物・文化などはトルコやイランあたりの影響も受けているそうです。

レーズン農家があるのは砂漠に囲まれた盆地で、昼夜の寒暖差が激しくカラカラに乾燥した中でブドウを育てています。
そのため、害虫の発生はなく農薬を使う必要もないそうです。
独自に残留農薬調査をした結果を公表している輸入業者がいくつもありますが、どの会社でも不検出でした。
日本のように高温多湿で雨の多い国に暮らしていると、虫も住めない環境というのは想像つきませんが、そんなに過酷なら大丈夫なのかな。

荷台に乗せられたマスカット

地元農家は乾燥を早める薬品を嫌っている

グリーンレーズンが緑色な理由は、日陰干しをしているからだということも初めて知りました。
元は同じ緑色のブドウでも、アメリカ(カリフォルニア)では2~3週間天日干しさせて全体が赤紫色に変化するのに対し、ウイグルの伝統的な製法ではレンガで組んだレーズン干しで40日間じっくり乾かしています。
しかし、10年くらい前からは「乾燥促進剤」が開発され、ウイグルでも生産効率を上げるために多くの農家で使用していて、乾燥にかかる時間は半分になっているそう。
中国当局は促干剤での健康被害は無いと言っていますが、食品添加物の一種なので摂り過ぎたら良くないものかも。
(中国で新聞記者をしていたジャーナリスト・福島香織さんのブログ(2014年4月に確認したところ閉鎖されてました)では、「地元の人は家用に別口で作ったグリーンレーズンを食べている」と書いてありました)

そうそう、トルファンや楼蘭遺跡と聞いて数十年前の核実験を思い出す人もいるかもしれません。
作家の椎名誠さんがエッセイの中で、「昔、シルクロード巡りの取材中に中国側のガイドや研究者は完全防備な服装をしていて、砂ぼこりから守るためだと思っていたけど放射性物質が飛んでいるのを知っていたからなのか?」という内容のことを書いていました。
あんまり核実験やウイグルについてに触れると、『セブンイヤーズインチベット』に出演したブラッド・ピットさんのように中国に入国できなくなる怖れがあるため、この辺にしておきます…
ちなみに、数年前にガイガーカウンターで中国産グリーンレーズンを計測した人によると、「微量に検出されたが、北海道産小麦と同じくらい」と健康被害を気にするほどではなかったそうです。

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